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さて、前回の続きです。
同じテストの結果の場合、偏差値はどちらの方が大きく変化するでしょうか。
①50点の人が51点になる
①50点の人が51点になる
②98点の人が99点になる
③どちらも変わらない
③どちらも変わらない
です。
偏差値は、”平均からどれぐらい離れているか”の差なので、
偏差値は、”平均からどれぐらい離れているか”の差なので、
50→51になった場合と、98→99になった場合でも変わりありません。
50点ぴったりを取った人が500人いたとすると、50点から1点減るだけで500位順位が下がってしまう、という極端なことになってしまいます。
50点ぴったりを取った人が500人いたとすると、50点から1点減るだけで500位順位が下がってしまう、という極端なことになってしまいます。
偏差値は一定で変わるので、感覚が非常につかみやすいです。
一方で、98点の人がいないテストで99点になったとき、98点と順位が変わらない、という”1点の重み”の違いを解消するのにも役立っています。
また、平均点が20点のテストで50点を取るのと、
平均点が40点のテストで70点を取るのとでは難易度が変わりますし、
「どちらの人がより成績がいいのか」がわかりにくいですが、偏差値を見れば推測ができます。
社会や理科のように選択できる科目で、どちらの方がより「いい成績か」を比べるのにも偏差値が役立っています。
受験にどの科目がどれぐらいの人数に使われるのかが本番まで分からない以上、順位では分からないものを比べるのに、偏差値が役立っているのです。
…長くなりましたが、偏差値のお話はこのあたりでおしまいにします。
つまるところ、点数でもなく、順位でもなく、偏差値が重要視されているのにはそれなりに理由があるんだよ!というお話でした。
お付き合いいただきありがとうございました。
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